ワクワクするゴルフシーズン到来。
ゴルフの虫がムズムズしている、ゴルフオタクライター、Gamaです。
私のゴルフのムズムズ虫を掻き立たのが、フィル・ミケルソンの復活優勝。
となると、気になるのがあの人、タイガー・ウッズです。
ゴルフの好きなあなたは、気になりますよね。
これは、書かずにいられない。
ということで、始めます。
Contents
ミケルソンの優勝が持つ意味
「すごく意味のある優勝だ」
ジャスティン・ト-マスとのプレーオフを制し、優勝が決まった後のインタビューで
ミケルソンは、感慨深げに語った。
と報道されていました。
フィル・ミケルソンが世界選手権シリーズのメキシコ選手権で、実に4年7か月ぶり、
しかも、47歳8か月の優勝は、世界選手権シリーズにおける最年長記録。
若手で最も勢いのある、ジャスティン・トーマスをプレーオフで破っての復活優勝は、
「俺を忘れてもらっては困る」とばかり、世界中のゴルファーに存在を強烈にアピール。
世界中のシニア入りまじかの中年ゴルファーを勇気づけたことも併せ、
ミケルソン本人にとって、忘れられない優勝になったことは、間違いないでしょう。
メジャー5勝のミケルソンにとって、今回の優勝で米ツアー43勝目。
現役では、タイガー・ウッズに次ぐ、優勝回数。
これで、フェデックスカップランキングも17位から3位へ浮上。
世界ランキングも18位とランクアップ。(3月9日現在)
いろんな記録の変化をもたらしたミケルソンの今回の勝利は、
そんな数字以上に大きな意味をもっていると紹介されています。
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【チョット横道の話】
ミケルソンファンは勿論のこと、松山英樹ファンにとっても、溜飲の下がる嬉しいニュース。
なぜ、松山ファンがうれしいのか?
答え=
トーマスは2週連続で松山プロの優勝を阻んだ目の上のたんこぶで、そのトーマスをミケルソンが負かしたから。
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引退をほのめかしていた
2013年の全英オープン以来、勝てない日々が3年・4年と続き、肘の関節炎の悪化もあり、
ミケルソンのモチベーションが低下。
戦う気力が失せ、
「勝てるレベルに戻れる実力があるとわかっていながら、そうできないことが、僕のフラストレーションを膨らませていった」
まるで、引退を臭わせる発言をして、ファンや周囲の人を心配させている。
この報道に、筆者も不安を感じていましたが、追い打ちをかけるように。
ミケルソン、2017年6月の全米オープンの欠場を決断。
さらに大会直後に、25年連れ添った名物キャディのジム・ボーンズと決別し、
ミケルソンの実弟ティムを新しい相棒とすることも発表されました。
全米オープンは、メジャーで勝つことを目標にしているミケルソンの
キャリア・グランドスラムがかかった大事な試合。
その試合を欠場するという選択は、ミケルソンの戦う気力の低下が原因かと筆者は思っていましたが。
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【閑話休題】
ミケルソンの全米オープン欠場の理由が、長女の高校入学式の日程と重なったため。
筆者は、このニュースを見て、いかにもアメリカ的で、
ミケルソンの家族思いの人柄がしのばれる微笑ましいエピソードだと感心したものです。
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モチベーションアップのキッカケ
「あの大会で僕の自信が蘇った」
ミケルソンがインタビューで語った試合は、ザ・プレジデンツカップ。
世界選抜VS米国選抜の対抗戦。
日本ではあまり話題を集めませんが、米国や欧州では人気があります。
愛国心が強く、出場を願ったミケルソンは、キャップテンのスティーブ・ステッカーに
「やれるというところを見せてくれ」といわれて発奮、途端にその後の試合で好成績を納め、
念願のチームで米国のポイントゲッターとして大活躍。
そして、今年。
勢いづいたミケルソンは、フェニックスオープン5位、ペブルビーチ・プロアマ2位、ジェネシス・オープン6位。
と好成績を連発。
そして、このメキシコ選手権で復活優勝の快挙達成。
支え、支えられて勝つことができた
弟ティムと組んで初めての優勝。
「妻や子供たち、マネージャー、コーチ、そしてキャディをしている弟。みんなのサポートのおかげで、ここまで乗り切れた」
このミケルソンの発言は、謙虚で優しく、誰とでも気さくに接する人柄を良くあらわしています。
筆者がPGAのTV中継を見るとき、いつも驚くのは、
ミケルソンが姿を現すと、幼い子供も含め、多くのファンがスタンディングオベーションで大きな声援を送る光景です。
そんな応援風景を見て、ミケルソンが日ごろから、如何にファンを大切にしているかがうかがわれます。
残念ながら、国内のトーナメントではお目にかかれない光景です、特に男子の試合では。
まとめ
こうして、ミケルソンの復活優勝は、本人にとってまた周囲の人にとって大きな意味を持つものになりました。
そして、ゴルフファンやゴルフ関係者とって大きな意味を持ったのは、
タイガー・ウッズを刺激したことにあるのでは、ないでしょうか。
皆さんもそう思われたのではないですか?
ミケルソンが復活優勝して一番刺激を受けたのは、間違いなくタイガー・ウッズでしょう。
8日から始まった「バルスパー選手権」。
復帰4戦目でこの大会初出場のタイガーは、ミケルソンの復活優勝に
「キャリアの後のほうでも、我々はまだ戦えるとフィルが証明してくれた」
と刺激を受けたことを明かすコメントをしています。
刺激を受け発奮したかのように、タイガーは初日1アンダー8位タイと好発進。
アーニーエルスやヘンリック・ステンソンなど、40歳を超える選手たちも
多いに影響を受けていることは、疑う余地もありません。
優勝回数、現役1位.2位。
ミケルソンvsタイガーのライバル対決復活なるか。
二人の関係が、日本の青木vsジャンボ尾崎のように長く続くことを願って、
これからもPGAの試合を楽しみながら、見ていきたいものです。
最後にいよいよ、松山英樹選手の復活試合が決まったようです。
これで、今年のマスターズが益々、楽しみになりましたね。
「フィル・ミケルソン、盛り上げてくれてありがとう」