ゴルフ初心者の貴方は、ゴルフが「紳士のスポーツ」と呼ばれているのを知っていますか。
詳しくは知らなくても、一度は、ゴルフ雑誌で読んだり、聞いたことがあると思います。
ゴルフの大原則は、「あるがままボールを打つ」です。
しかし、池に入ったボールは打てないし、林に入ってボールをなくすことだってあります。
たまには、モグラの掘った穴に埋まりますし、イノシシや鹿と出くわすことだってあるんです。
そんなときのために、ルールが決まっているわけですが、いろんなスポーツの中で救済のルールがあるゴルフは、
珍しいスポーツでもあります。
今回は、「なんだか、ルールが複雑そうで~~~」と不安に思っている貴方に、
ーーーーー「これさえ知っていれば大丈夫」ーーーーー
という最低限のルールをご紹介します。
Contents
ルールに詳しくなくても、ビビる必要はない!
ぶっちゃけ話をすると、ゴルフ歴数10年のベテランゴルファーでもルールに詳しい人は、ホンの一握りです。
だから、初心者の貴方も、これから始めようと思っている方でも、心配することは全くありません。
ゴルフ練習場を経営して20数年来、たくさんのゴルファーをみてきた筆者が断言します。
ただし、最低限の用語やルール、マナー・エチケットは知っておいたほうが無難です。
ーーーー「知らなくても良いと言ったばかりじゃないか」ーーーー
とお叱りを受けそうですが、知らないと恥をかく貴方を心配するからです。
マナーエチケットについては、こちらのコースデビュー前に知っておくべき最低限のマネーエチケットの記事でご紹介しています。よろしければ、ご覧ください。
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ゴルフは「止まった球を打つだけの簡単なスポーツ」ではない
スポーツ経験のある、ゴルフ初心者の方は、ゴルフのことを
「止まった球を打つぐらい楽勝じゃねぇ~」
「中高年の人がする退屈なスポーツ」
なんて軽口を平気でたたきます。
だ・け・ど ・・・
はじめてみるとその軽口はいつしか、
「なんでこんなに練習してるのにうまくならないんだよ~~~ぉ!」の悲鳴に変わっていきます。
それは、なぜかというと、理由はいろいろです。
【ゴルフのむつかしさ】
- 自然で起伏があるコースでボールを打つ、常に新しい条件。(同じ状態は2度とない)
- 14本の役割の違うクラブを使いこなさなければならない。
- 場所・場面ごとに決められたルールがある。
だから、最低限のルールは知っておくべきなんです。
読んでみて、チョットビビりましたか?
でも、心配ご無用。
筆者のドジなコースデビューのことを書きますから、安心して読み進めてください。
ドジなコースデビュー 【体験談】
筆者は高校まで、野球とバレーボールをやっていたからでしょう、
ボールゲームの面白さは、「ボールは動き、動かすもの」「相手と自分とがボールを相互にやり取りすること」だと思っていました。
だから、ゴルフを始める前は、「止まった球を打つぐらい簡単じゃね~か」と軽ーく考えていました。
そんなゴルフを甘く見ていた筆者のコースデビューのパートナーが、これまた、初めての大学の先輩と二人っきり。
クラブは、先輩のお兄さんから借りたもので、二人で1セット。
靴はなく、手袋もなし。
全く、ルールもマナーもへったくれ無し。
よくぞ、ラウンドさせていただきましたコースさん。
そして、マナーも知らない若者二人にアドバイスをくれたゴルファーの皆さんに、
感謝です!
で、その時思ったことは、二つです。
「ゴルフは、ほかのスポーツにはない、爽快感があって面白い 」
「ルールを覚えたら、もっと楽しいだろうな」
あなたは、こんなデビューをしてはいけませんよ。
馬鹿な学生の二人が無鉄砲にやったことです。
良識のある、あなたはチャンと最低限のルールとエチケットを覚えて、初ラウンドに臨みましょう。
知っておくべき最低限のルール
ルールは、ゴルファーが出くわすであろう様々な状況を想定して、
場所ごとに定められています。
・ティーグランド(第一打目を打つところ、一打目がティーショット)
・フェアウェイ(芝が刈られた打ちやすいとこと)
・ラフ(芝が深いところ)
・OBゾーン(コース外、白杭が立っている)
・バンカー(砂が入っているハザード)
・川(ラテラルウォーターハザード)
・池(ウォーターハザード)
・グリーン
たくさんのエリアがあり、ルールもそれぞれにあります。
たくさんあるから、全部覚えるのは大変です。
一度に覚えるのは到底無理。
だから、ここでは楽しくラウンドするための最低限のルールをまとめています。
エリアごとのルールと注意すべき点
ティーグランド | 第一打を打つところで、ここでは、ボールをティーに乗せて打つことができます。 |
第一打がOBゾーンに入った場合は、同伴者が打ち終わった後に打ち直します。
その場合は、打数に2打罰を加算したものがスコアです。
フェアウェイ | フェアウェイは、芝の上のボールをそのまま、打ちます。 ここでOBした場合も、2打罰を加算。 |
バンカー | クラブのソールを砂につけない。 |
ウォーターハザード |
打てるようであれば、そのまま打ち、無罰。 打てない場合は、グーリーンに近づかない後方でドロップして打ちます。 その場合は、1打罰。 |
バンカーや池、川をハザードと言います。いわゆる障害物の事です。
ハザード内では、クラブを芝や地面や水面に付けることはNG。手で触ることもNGです。
グリーン (パットをするところ) |
グリーンでは唯一、ボールを拾うことができます。 ボールを拾うときは、必ずボールの後ろにマークをおき、拾い上げます。 |
マーク無しで拾うと1打罰になりますから、ご用心!
以上のようなルールを知っていれば、コースに出た時に困ることはないでしょう。
コースデビューするときは、できるだけベテランのゴルファーさんと一緒のパーティーでラウンドすることをお勧めします。そして、なんでも聞くようにしましょう。
なぜかってですか、それは、ベテランゴルファーは皆さん優しい教え魔だからです。
(ただし、ベテランさんが教え始めると長くなりがちですから、覚悟も必要です。)
まとめ
ゴルフは自己申告が基本です。
プレーのすべてを自身が審判となって、自分の判断でプレーすることができる唯一のスポーツです。
だから「紳士のスポーツ」と言われて来たわけです。
しかし、間違った判断でルール違反しても、誰も見ていない場合も多くワザとではなくても間違ってしまうことがたくさんありがちです。
あとで思わぬかたちで指摘され、いやな思いをすることもあり得ます。
だから、最低限のルールを知り、分からないことはすぐに同伴者に聞くようにすることが大切になってきます。
ゴルファーは、大半の方が優しく、そして、教え魔ですから、
初心者には、喜んでいろいろ教えてくれます。
(例外もありますよ、くれぐれも礼儀正しく聞くこと!)
ザっと基本的なルールをご紹介しましたが、ルールについては、たくさん有りすぎてキリがありません。
ルールブックは、コースに持ち込みができますし、ラウンド中でも見ることができます。
また、ゴルフ場にはコースガイドがありますから、コース間の移動のときなどに見るようにしましょう。
いまは、ルールブックのアプリもあり、スマホで見ることもできますので気になる方は、お試しください。
編集後記筆者のゴルフ仲間に異常なくらい、記憶力の良い人がいます。自分のスコアはもちろん、ホールごとのショットの内容まで、あきれる程、覚えています。そして、厄介でもあり、有難いのは、同伴者のこともしっかり覚えていることです。
例えば、筆者がミスの連発で大たたきして、頭に血が昇り、スコアを少なく申告した時などに、お前はあそこでチョロをしたから、○○打が正解。などと平然と指摘します。
言われた時には、一瞬うろたえますが、冷静に考えれば間違いに気ずき、ありがたいこととは思いつつも、大体その後のホールのスコアはメタメタになっています。
だから、彼と一緒の組になると、ミスしても頭がアツくならないように戒めています。