ゴルフでは「運も実力のうち」とよく言われます。
コンペの優勝スピーチで良く聞かれる言葉が
「今日は、同伴者に恵まれ、運も良く、優勝することができました」。
もう、何年も優勝スピーチをしていない、
ゴルフオタクライターのGamaです。
私は、スポーツで勝敗を決めるのは、
最後には、運次第だと思っています。
特にゴルフにおいてはです。
あなたが、「自分には運がない」と考えて、
嘆いておられるなら、この記事を読み進めることを
おススメします。
最後まで読めば、ゴルフの運について、
考えが変わりますよ。
Contents
ゴルフの運・不運が明暗を分ける?
ゴルフのラウンド中、
自分のボールはトラブルで林の中。
同伴のライバルは、木やカート道に当たって、
フェアウェイど真ん中。
なんてことが良くありますよね。
あなたは、リカバリーショットを打つとき、
次の二つの内、どちらの考え方で打ちますか?
一つは、
「いまのは、ついてなかった。
よーし、今度は、今日の運だめし。」
とばかり、一か八かのショットを打つ。
二つめは
ここでミスがでたのはラッキーだった。
次はミスをしないように、安全なところに
出しておこう。
どうですか。どちらに当てはまりますか?
ゴルフの運・不運、考え方
考え方をゴルファーのタイプ別でみると
スコアや勝敗を気にせず、
ゴルフを楽しみたいと考えている、
エンジョイゴルフ派の人や初心者の人は、
一か八かのショットを選択しがち。
ゴルフが上手くなりたい。
ゴルフはスポーツだ! スコアは大切だ!
と思っているアスリート系ゴルファー、
上級者の人は、安全策を選択。
大よそ、二つのパターンに分かれます。
運についての考え方次第で、
次の行動が決まってくるのが良くわかります。
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運・不運を味方にする
『長い眼でみれば、結局「運」というものは、平等公平なものだ』
ゴルフの祭典マスターズのテーマソング
「オーガスタ讃歌」の最後で、
ヒッコリーの伝説とうたわれている
球聖「ボビージョーンズ」が残した言葉です。
ゴルフはミスと向き合うスポーツだと云われます。
全盛時のタイガーウッズでさえ、ミスをしたとき、
思わず、クラブを地面にたたきつけたり。
また、ローリーマキロイがくやしさのあまり、
大事なクラブを池に投げ入れたり。
と、ミスは誰にでも付きものです。
「俺は、私は運が悪い」とばかり考えていると、
良いプレーはできませんし、スコアも絶対に
良くなりません。
それよりも、トラブルを乗り越えて、
パーが取れたり、ボギーで収まったりと
良い結果になれば自信になります。
たとえ悪い結果で終わったとしても、
その状況をゴルフの神様から与えられた試練だと
前向きにとらえ、次に備えるほうが、
ゴルフの成長にもつながります。
不運を謙虚に受け止めることの大切さ
ゴルフは、運が勝敗を大きく左右します。
私が、直近でみて、運の大きさを実感した
印象的な場面をご紹介します。
その場面は、宮崎で行われたアクサレディースの3日目、
18番ロングホールでの出来事。
優勝戦線にいた、比嘉真美子選手と勝みなみ選手が、
共に、2オンを狙い、果敢に打ったボールが、
左サイドのバンカーにつかまりました。
ボールの位置もほぼ、同じ場所。
この後の3打目で運・不運の差がでます。
両選手が打ったボールは、共にグリーン右サイドを
とらえたものの、傾斜でグリーンをこぼれます。
比嘉選手のボールは、グリーンエッジに
かろうじて止まり、そこから寄せてパーセーブ。
勝選手のボールは、一旦エッジに止まったかのように
見えましたが、池の中にドボン。
アプローチも寄らず、結局ダブルボギーをたたき、
優勝戦線から脱落。
ラウンド後の勝選手のコメントがお見事。
「18番では、自分の未熟さがわかり、勉強になりました。
明日は、スプーンを使いません」
笑顔をまじえながら、会見で話したという記事を見て、
私は、若いのになんて謙虚でしっかりしているんだ。
と感心しました。
試合の結果は、
比嘉真美子選手がプレーオフで敗れ、惜しくも2位。
「結果的には、負けてしまったが、きょうはボギーなし、
自分の成長を感じられる1日だった」
比嘉選手もプレーオフで不運なショットがあり、
敗れはしたものの、このコメントが言えるのは、
精神力の強さがあってこそ、だと思います。
まとめ
ゴルフは運・不運のとらえ方、考え方次第で、
良いほうにも、悪いほうへも結果に影響します。
ミスをして、運がなかったと思っていることも、
その以前に、技術の問題や心理面での問題が、
引き起こしていることもあります。
運・不運をなげく前に、
しっかり技術と精神面をきたえましょう。
そうすれば、運を味方につけることが
できるようになることでしょう。
ということで、ゴルフの運・不運については、
お終いです。
お読みいただき、有難うございました。
最後にローリー・マキロイのクラブ池ポチャ事件をご紹介します。
メモ2015年の世界ゴルフ選手権で、当時世界ランキング1位だったマキロイ選手が、ツーオンを狙ったショットを池に入れ、
怒って、持っていた3番アイアンを池に放り投げたことです。