前回の記事では、トレーニングに取り組み始め、2ヶ月経過して、
体力面での効果と気づいたことをご紹介していました。
今回は、トレーニング開始2か月の間に、技術面で気づいたことや
試してみたことをご紹介して行きますので、
こうご期待!
それでは、始まり始まり。
Contents
飛距離アップトレーニング開始2か月後/技術編
ドライバーの飛距離アップを目指して始めたトレーニング。
これまでは、体力低下を痛感して、体力強化トレーニングを中心にして
ご紹介してきましたが、
当然、テクニックを含めた技術的な練習もやっていて、
道具もいろいろ試しています。
前回の記事で、2ヶ月経過した後のラウンドの模様と
トレーニング効果をご紹介しました。
そのラウンドでは、以前から、試してみたかった
シャフトで球筋がどれくらい変化するのか?
シャフトの違いによる違いが球筋や飛距離にどれほど、影響するのか?
その疑問を解消するため、
ドライバーを2本もっていき、試してみました。
そのキッカケとなったのが、以前の記事でもご紹介した、
ゴルフショップでクラブフィッティングを受けたことから始まります。
※ 以前の記事をお読みになりたい方は、こちらをクリックしてください。
1回目に受けたクラブフィッティングでヘッドスピードが激減していることに
ショックを受け、ヘッドスピードアップのトレーニング大作戦を開始。
2回目はトレーニング効果を見るために1か月後に再測。
計測したショップは、同じ会社でも違う店舗。
その2回のフィッティングで受けたアドバイスの違いがシャフトの硬度でした。
1回目は、SRが最適と診断され、
2回目はSが良いとアドバイスを受けました。
試打したクラブヘッドはメーカーも全く一緒。
もちろん、トレーニング開始前と1か月経過した時点での計測でしたから、
違いが出るのは当たり前ですから、
トレーニングを積んだ2か月たった時点での実験は、
ある程度、正確なことはわかるのではと大いに期待をして、ラウンドしています。
前置きはイイから早く結果をかけ!
というお叱りの声が聞こえてきそうですので、
気になる、その結果は?
シャフトで違う弾道と球筋を実感!当然飛距離も?
結論から言うと、
☆ 飛距離に大差は出なかった。
☆ 球筋と弾道は驚くほど、激変。
飛距離は、コースの形状などが違うので、一概には言えません。
弾道や球筋によって、飛距離は大きく変わってきます。
今回試したドライバーとシャフトは、
① エースドライバーのキャロウェイHOT2ドライバー。
ロフト9度、長さは45.75インチ。
シャフトは純正で硬度S。
キックポイント 先調子。
② スリクソンz745ドライバー。
ロフト9.5度、長さは45インチ。
シャフトは「miyasaki」
キックポイント中調子。
この2本で午前中のハーフはスリクソン、
午後は、キャロウェイを使用。
※ちなみに、前回の記事で書いていた、右や左に暴れたドライバーはキャロウェイです。
午前中のスリクソンは、弾道は低・中弾道で左右のブレは少なく、ランもでて、
球筋はストレート。
今回一度だけ、左のひっかけ気味の球がでましたが、
木に当たって、跳ね返ってくるラッキーに救われました。
これも、中弾道のおかげかな?
一方のキャロウェイは、高弾道で球筋は、持ち球のドロー。
しかし、前回と同じで力が入ったり、タイミングが早くなると、
ひっかけ気味のフックになってしまいます。
今回のラウンドでも大きくフックするOBがでたり、
フックして、狙いより左のラフに入るショットが複数回ありました。
クラブの特徴を比較
クラブごとの弾道を比較。
スリクソン=ロフト9.5度で中調子、低弾道でランで距離を稼ぐ。
キャロウェイ=ロフト9度で先調子、高弾道でキャリーで飛ばすが、ランは出ない。
という結果になりました。
ロフトとシャフトの因果関係で分かったこと
この比較テストで
先調子のシャフトは、クラブのロフトがすくなくても
高弾道で飛ばせることがわかりました。
≪先調子≫
期待できる効果 | 注意すべき点 |
高弾道 球のつかまりが良い スライスを軽減 |
球が吹き上がりやすい 球をつかまえすぎる 左へのミスが出やすい |
また、中調子のシャフトは、タイミングがとりやすく、どんなタイプのゴルファーでも
扱いやすいというのが特長ということも判明しました。
≪中調子≫
期待できる効果 | 注意すべき点 |
低・中弾道 タイミングがとりやすい コントロールがしやすい |
球があがりにくい 振り遅れしやすい ヘッドスピードは上がりにくい |
上記のことから分かったことは、
ヘッドスピードを上げて、飛距離をあげたい人は、先調子。
球のスピン量が多く吹き上がって飛ばない人は中調子。
大まかですが、そんな選択になります。
筆者の場合は、元々、スピンが多く、吹き上がり気味の球でランが出ない。
また、持ち球がフックで左のミスが多いのが悩みの種でした。
そのため、シャフトを中調子に変えると、左へのミスと吹き上がりを
抑えることができることを実体験でわかったのが大きな収穫でした。
まとめ
アメリカメジャーでも日本メーカーのシャフトの利用は多く、
世界中の一流選手が日本製シャフトを愛用しています。
タイガーウッズが三菱のディアマナを長年愛用し続けているのは有名。
国内ツアーでも、小平智選手が長年愛用していたエースドライバーのヘッドにひびが入り、
その代わりになるドライバーを決めるために、テストを繰り返したというエピソードが
ゴルフ雑誌で大きく取り上げられ、話題を呼びました。
テストの結果、ドライバーヘッドは新しいものに変更しても、
シャフトは、10年普遍のエースシャフト、グラファイトデザインの「ツアーADクワトロ」を
そのまま、使ったということも大きな話題になりました。
我々、アマチャゴルファーが一番お手本にすべき、
女子プロ達もシャフトへのこだわりを強くもっています。
筆者の大好きな「テレサ・ルー」プロ。
テレサもドライバーヘッドは、所属のキャロウェイの新しいヘッドを使っています。
しかし、シャフトだけは、もう廃盤になっている、フジクラシャフトの
モトローレスピーダー(通称:白スピーダー)を使い続けています。
華麗なフォームのテレサ・ルー
そのほかでも、2017年、いきなり飛ばし屋に変身した「葭場ルミ」選手。
トップアマチャに根強い人気の「クレージー」を使いアメリカツアーでも
飛ばし屋NO.1の輝き、大躍進。
一流のプロたちこそ、シャフトの重要性を理解し、こだわっているのです。
ドライバーヘッドは、正直言って、どれもあまり変わりません。
毎年のようにメーカーは新しいドライバーを販売していますが、
どれを打っても飛距離に大差はありません。
それよりも、自分のスイングの特長や癖をしっかり把握して、
求める弾道や球筋が出しやすいシャフトにリシャフトするべきです。
そのほうが、ドライバーを変えるよりは、はるかに財布に優しく、
結果も出ます。
飛距離アップを目指している、ゴルファーの皆さん。
一度、お試しあれ!
ということで、トレーニング開始2か月で分かったこと、技術編を終わりますが
この記事が参考になれば、幸いです。
最後までお読みいただき、有難うございました。
次回をお楽しみに!