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米女子ツアー驚愕の31アンダー、キムソヨンと畑岡奈紗に共通するものとは?

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米女子ツアーで数々の歴史を塗り替える驚愕のスコアーが記録されました。

達成したのは、米女子ツアー4年目で韓国出身の25歳キム・セヨン。

舞台は、ソーンベリークリークLPGAクラシック/ソーンベリークリークGC、6624yd(パー72)。

4日間72ホールで、31アンダーと2位に9打差のブッチギリ優勝です。

世界の女子ツアーで30アンダーを超えたのは初めてのことで、
これまでは、アニカ・ソレンタムとキムセヨン自身が記録した27アンダーが最少記録でした。

 

達成された記録は、米ツアー内であり、しかも韓国選手が達成したことで、日本国内ではあまり大きく報道はされていませんが、

歴史に残る驚異のスコアであることから、筆者は、この記録が持つ意味あいは大きいと思っています。

ゴルフに詳しくない方やこれから始めようと思っている方、初心者の方には

「スコアをよくするには、なにが必要なのか」を教え、

プロや競技ゴルファーの方には、「勝つためには何が重要な要素なのか」などを

この記録が教えてくれています。

前置きが長くなりましたが、

今回はこの記録の凄さや影響力について筆者の思いを書いてみます。

 

Contents

キムセヨンの姿勢と記録の凄さ

米女子ツアーで韓国人選手の活躍が凄いことは、いまに始まってことではありません。
世界ランク上位やメジャー大会の優勝者は、韓国人プロの名前がずらっと並んでいます。

今回、記録達成したキムセヨンは、ツアー7勝目で、マッチプレーを除く6勝のうち、5回が2桁アンダーでの勝利。
2016年「JTBCファウンダーズカップ」で記録した27アンダーは、女子ゴルフの女王、アニカソレンタムが01年「スタンダードレジスター ピン」に達成した記録と並ぶもの。

このことからわかるのは、キムソヨンが先行逃げ切型ではなく、スコアの伸ばし合いに強い、攻撃型の選手であることです。

報道された記事によると、

「アニカとタイになった後、新しい目標ができた。記録を破りたいと思ってやってきた」

と語っていて、優勝はもちろん、記録を意識してプレーする攻めの姿勢ががうかがえます。

 

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達成したツアー記録

1 72ホールの最多アンダーパー 31アンダー(4打更新)
2 72ホールの最少ストローク 257(1打更新)
3 54ホールの最多アンダーパータイ 24アンダー
4 72ホールのバーディとイーグルの合計 32個(2個更新、バーディ数31も新記録)

ゴルフのスコアは選手の技術力やコンディションだけでなく、コースとの相性、コースセッティング、天候といった様々な要素に左右され、一概には言えません。

しかし、昨年同一コースのこの大会の優勝スコアが通算22アンダーだったことから、今回の記録の凄さがわかります。

スタッツ(統計数字)が示す強さ

米スポーツ界はスタッツを重視します。

ーーーチョット脱線しますが、メジャーリーグなどでは、どこからこんな数字を引っ張りだしたのかと関心するほど。ーーー

今回の記録でキムセヨン自身が

「ミスショットはその1回だけだった。クレージーだわ」と笑ったパーオン率の高さとパットのうまさ。

スコアを落としたのは2日目の17番(パー3)のダブルボギーだけ。

パーオンを逃したのは、72ホールの内、5ホールのみ。

1ラウンドの平均パット数は「28.75」。

メモこのパット数は、簡単に言うと、9ホールが1パットで残り9ホールが2パット強ということになります。

パットの苦手なゴルファーなら、この数字の凄さが良くお解かりでしょう。

我々アマチャゴルファーが最も気にするドライバーに関しては、

4日間の平均飛距離は274.88ydとトップクラスだけど、フェアウェイをとらえたのはパー3を除く56ホール中43ホール。
これは2位のカルロタ・シガンダ(スペイン)や3位タイのエマ・タリーより劣っていることから、
好スコアに必要なものは決してドライバーだけではないということを教えてくれています。

 

この大記録が生まれた大会には、日本期待の畑岡奈紗選手も参戦しており、

優勝も期待されていましたが、29位と残念な結果に終わりました。

しかし、彼女にとって、この大会やキムセヨンから学んだことは多かったことでしょう。

 

畑岡奈紗が目指すべき姿

初優勝で笑顔

畑岡奈紗も「17番だけは本当に悔やまれる。まだまだ経験が足りない」とホールアウト後に語ったと記事で見ました。

しかし、結果はどうあれ、攻めの姿勢が持ち味の畑岡奈紗の良さが出たホールだと筆者は思っています。

思い起こせば、畑岡奈紗がアマチャでメジャー最年少記録を打ち立てた、2016年日本女子オープン最終18番ホール。

 

アマチャの畑岡奈紗は果敢に2オンを狙い、初優勝が目前だった堀琴音プロは安全策でレイアップを選択したあのシーン。

攻めた畑岡が優勝したことで、飛躍のきっかけをつかみ、敗れた堀琴音は、いまだ勝ち星なし。

 

残酷ですが、ゴルフトーナメントでは祝福されるのは、勝者だけです。

他のスポーツのように、銀メダル・銅メダルで表彰はありません。

プロゴルファーが賞賛されるのは、メジャーチャンピョンや賞金女王になる、
世界ランキングで1位になるなど、大きな実績を残さないと、歴史に名を残せません。

現在、畑岡奈紗は、賞金ランキング2位で活躍次第では、岡本綾子プロ以来の米賞金女王も夢ではありません。

キムセヨンのように記録への挑戦という明確な目標を持つことで夢は実現する。

と筆者は二人の記事を読みながらそう感じていました。

 

まとめ

偉大な記録が選手を育て、競技界全体の活性化を生み出す。

ゴルフに限らず、スポーツ全般に言えることです。

キムセヨンが女子ゴルフのレジェンド、アニカソレンタムの記録を超えた。

今度は、キムセヨンの記録が目標となり、選手たちがチャレンジして行く。

その繰り返しが、歴史となり、文化として根付いていく。

それほど、31アンダーという最少記録達成は、女子ツアー界にとってインパクトのある出来事でした。

 

ということで学んだ攻めに姿勢で、

貴方も次のラウンドでは、28.75パットを目指しましょう。







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