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ミケルソンのルール違反/初心者のギブアップと同じ心理状態が引き起こした?

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米男子ゴルフ界のレジェンドで絶大な人気を誇るフィル・ミケルソン選手。

ファンを大切にして、チャリティーにも積極的に取り組んでいる人格者。

そんなミケルソンが全米オープンで突拍子もない行動をして、賛否両論の物議をかもしています。

今回は、ミケルソンの行為の賛否は別にして、ゴルフ初心者が注意するべき点にフォーカスして、
ゴルフオタクライターGamaが感じていることをご紹介してみます。

 

ミケルソンのとった行為とは

ミケルソンの行為を詳しくご存じない方のために、当日の状況を本人のコメントを見ながらおさらいし、
行動を起こした場面の心境を探ってみましょう。

全米オープン 3日目◇16日◇シネコック・ヒルズゴルフクラブ(7440ヤード・パー70)>

後半13番で、約4mのボギーパットはカップ右をすり抜け、下り傾斜に差し掛かかろうとしていた。ミケルソンは小走りでボールを追いかけ、止まっていないボールを打ち返した。結局8打を要し、同ホールを「10」とした。

ミケルソンのコメント:

「あのまま下っていって、そこからまたプレーするより、2ペナルティ受けた方が、いいと思った。早く次のホールに行きたかった」と、ミケルソン自身は故意のストロークを認めた。

マスコミの「大会に失礼ではないか」との質問には、
「無礼な行為と受け取られたなら申し訳ない。ただ2罰打を受けたし、それ以上は何も言えない」と語った。

出典 : ゴルフダイジェスト

初心者がギブアップを望むような心理状態がうかがえる

「次のホールに早くいきたかった」というミケルソンのコメントは、
ゴルフ初心者がミスの連発で、恥ずかしさのあまり、いたたまれなくなった時と同じ心理状態を現しています。

 

ギブアップとはプライベートコンペなどで、プレーの進行を早めるために設けられるローカルルール。
通常はPAR×3倍でスコアをカウント。申告時点で失格や最下位にするなど、設定は自由にできる。

ゴルフ初心者でよく見かける、バンカーでの大たたき、池ポチャ連発、グリーンやアプローチでの往復ビンタ。
ゴルファーなら誰しも、考えただけでもゾッとします。

大たたきをした当人が、その場から逃げたくなるという心境は察するに余りありますが、
例として、筆者が目の当たりにしたベテラン同伴者の惨劇をご紹介してみます。

パニックに陥ったゴルファの頭の中が、プロでもアマチャでも一緒に真っ白になり、思考が停止することが、
ご理解いただけると思います。

筆者の練習場が主催する定例コンペでの出来事。
メンバーの組み合わせは、いつも上級者やベテランと初心者や初参加のゲストなどをミックスさせています。
当日の筆者のパーティーは、たまたま遊びに来ていた同級生がゲストとして参加し、他は初心者の常連2名。

悲劇の主は、この同級生。

同級生は、80台後半から90代前半でコンスタントにラウンドするキャリア十分のゴルファー。
2ホールまでは、順調なペースだったのが、次のホールで一変します。
なんとアプローチでミスを6連発。
状況はというと、砲台グリーンでピン位置は手前。傾斜がきつく芝は刈り込まれ見た目は最高のコンデション。

しかし、少しでもショートすると、ボールはコロコロを傾斜を転げ落ちていきます。
同伴の初心者二人は、見ていられないととばかり、見て見ぬふり。
筆者も途中から声をかけるのもはばかられる状態です。

同級生のラウンド後のコメント:途中で頭が真っ白になり、逃げ出したかった。

 

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マスコミの反応

ルールにうるさい米メディアの反応は、

「ゴルフの原則を冒涜する行為」
「人格者のフィルにふさわしくない行為」
「ミケルソンはもっと大人の対応をするべきだった」など、否定的な意見が大半。

国内のゴルフメディアでも
「愚かな行為」「明かなルール違反」
「この行為でミケルソンに人気は落ちるだろう」など、
ネガティブで批判的な論調が多いように感じられます。

Gamaの目あるメディアで「この行為は明らかにルール違反、処分が下されるのは当然」という記事を見つけました。

また別の記事では、「あのままコロがったらチャンスはないと思った。動いているボールを打ったら2ペナルティだということは知っていた」というミケルソンのコメントに対し、「本当に瞬時にそんなことを思ったのか。苦しい開き直りにも取れる。」と書かれた記事を読んで、筆者は、唖然としました。

なぜなら、ルール違反は誰でもわかっていて、下された処分に対して物議をかもしている現状を理解していない。
ゴルフほど、瞬時の判断を求められるスポーツはないというおもいから、この両記事を書いた記者はゴルフをわかっていずに、ただ、批判をしているだけにしか感じられませんでした。

主催者の見解とファンの声

 

大会主催者でなおかつ、ルールをつかさどるゴルフ協会(USGA)が下した裁定は“2罰打(ペナルティ)”。「ルールに書かれているとおりの裁定。動いている球を打ったのだから2ペナルティ。正しい措置をしたまで」

ファンの声では、
「コースセッティングがひど過ぎて面白くない」
「フィルは、選手の思いを代弁する行為をした」
など、ミケルソンを擁護するコメントがネット上で多く見受けられます。

観戦に訪れた一般のファンもミケルソンのルール違反に対して、目くじらを立ててはいないようです。

その証拠に、最終日の13番でミケルソンがパーセーブし、ガッツポーズをするとファンから盛大な声援が送られ、
同伴者のリッキー・ファウラーも、「フィルが観客を盛り上げた」と証言しています。

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疲れた表情のミケルソンと同伴者

同じ3日目に4パットを2回もやってしまった松山英樹がビューに応えています。

「1回も悪いパットをしていないのに、4パットをしたのは初めてです」

コースに対して不満や不平を一切口にしていない、松山選手のコメントが
選手たちのコースセッティングへの思いを現しています。

フィル・ミケルソンが取った行動を主催者USGAは、批判をせず、沈静化させようとしているようです。

 

騒動後、数日の間にミケルソンに批判的だったマスコミの論調も
「優等生のフィル・ミケルソンがやったくらいだから、よっぽどヒドイセッティングだったんだ」
というファンの声を意識してか、非難の矛先をUSGAのコースセッティングに向けた記事が多くなったように見えます。

その記事を見るにつけ、マスコミがファンの声に影響されるのは、どこでも同じだな、
と筆者は妙に納得しています。

 

まとめ

今回、フィル・ミケルソンが行った行為は、ゴルファーやゴルフ関係者にルールやマナーについて、
考える良いキッカケになりました。

一見、暴挙とも思える行為を行ったのが、米ゴルフ界のヒーロー、人格者ミケルソンだからこそ、
世界中に波紋が広がりました。

米ゴルフ界の2大スーパースター、タイガー&ミケルソン。

タイガー・ウッズがマスコミを賑わせたのは、スキャンダルが中心。

片や、ミケルソンは、夫人の看病や子供の入学式でメジャー出場を取りやめたニュースなど、
ヒューマンな美談が取り上げられます。

人格者でゴルフに関しては、百戦錬磨でファンサービスやマナーも申し分なく、
選手からも慕われているミケルソン。

そのミケルソンがルール違反を承知の上で行ったプレー。
ファンはミケルソンだから、何かほかに真意があっての行動だろうと善意にとらえます。

 

ひょっとすると、ミケルソンは今回の行為で世界中のゴルファーに、

あのミケルソンでも、ミスが重なるとルール違反を犯してでも構わないという、心境になってしまう。

ということを教えてくれたのかもしれない。

と筆者はニヤニヤと想像しています。

 

間違っても、日本の片山晋呉選手が起こしたマナー問題と同列で考えてはいけません。







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